以下のような方向けの記事です。
- スポーツ貧血になりやすいランナーさん
- 現在スポーツ貧血の治療中
- スポーツ貧血の治療経過に興味がある
12月下旬の採血検査で軽度のスポーツ貧血が発覚した僕。
過去に中2、高3、大2と各カテゴリーでこのスポーツ貧血を盛大に経験しておりどうやらなりやすい体質のようです。
マラソンシーズン一区切りの板橋cityマラソンが今週末。
前回、別大前の採血検査で栄養や鉄サプリメントの増量にも関わらず、Hbが微増、フェリチンの低下を認めたので鉄材を飲むように過ごしてきました。

鉄材を1ヶ月もきっちり飲んだんだから流石に貧血もよくなってるはず😊
と思っている僕。
一体どうなったのでしょうか?
今回は板橋cityマラソン前の貧血関連の数値が出揃ったのでこの結果をネタにどう変化しているのか記事にしました。
まずは結果ですが以下のような結果でした。

今回も前回記事にした採血検査値を見るときの3つのチェックポイントに沿ってみていきたいと思います😊
ヘモグロビン(血色素量)と材料の鉄(フェリチン)は改善した?
12月 | 1月 | 3月 | 基準値・単位 | |
Hb | 12.9 | 13.2 | 13.6 | 13.6〜18.2 g/dl |
フェリチン | 33.3 | 25.3 | 31.1 | 21.0〜282.0 ng/ml |
網状赤血球 | 0.9 | 0.1〜2.6 % |
まずはHb値。
12.9→13.2→13.6とようやく正常の下限に到達。
フェリチンの値は31.1と盛り返しました。
正常下限からまだ上がっていきそうな気配はあるかというと・・・
網状赤血球が落ち着いてしまっているため定常状態に入っていると思われます。
今後は大きくHbが上がるフェーズではないと思われるため、壊される量が今後のHb上昇を決めていくことになると思われます。
栄養の数値は改善した?
12月 | 1月 | 3月 | 基準値・単位 | |
TP | 6.8 | 6.7 | 6.8 | 6.5〜8.2 g/dl |
ALB | 4.4 | 4.4 | 4.4 | 3.8〜5.2 g/dl |
ChE | 170 | 178 | 175 | 245〜495 U/L |
こちらは大きく変わらず。
栄養状態を意識しタンパク質量を増量、体重も微増し筋肉も戻ってきているのに、相変わらずのChEの低値は気になりますがもともとなのかもしれません。
赤血球は壊されまくっていないか?
壊され具合も相変わらずでした。
マラソン練習を重ねてきたわけなので、練習のボリュームはそれなりだったと思います。
12月 | 1月 | 3月 | 基準値・単位 | |
AST | 48 | 47 | 44 | 10〜40 U/L |
ALT | 34 | 31 | 29 | 5〜45 U/L |
LD | 170 | 287 | 281 | 120〜245 U/L |
CK | 394 | 405 | 50〜230 U/L |
前回別大前の採血検査の記事の時も、トレーニング量は変えずにマラソン練習を引っ張る予定であるため、ここの数値は大きくは変わらないだろうと当時から予想はしていました。
引き続き、壊される量が多いので作るための材料は積極的に摂取していくことでカバーしていくようにしたいと思います。
まとめ
今回は僕が軽度のスポーツ貧血発覚後、3ヶ月貧血治療してみての採血結果が出揃ったので記事にしました。
まとめると、
鉄材投与で鉄需要はプラスバランスになった
→結果、Hbが正常下限まで回復
→網状赤血球を見る限り赤血球作られる速度は落ち着いてきている
→トレーニングで赤血球が結構壊されてるのは変わらず
→更なるHbアップには破壊の方を減らす必要がありそう
こんな感じでしょうか😅
バケツに空いている大きな穴を塞がないことには更なるHbアップは期待できなさそうです。
3ヶ月治療してみてわかったことは、トレーニングを消化しながらだと鉄材の内服をしっかり行ってもHbやフェリチンは劇的には上がらないということです。
貧血の範囲からは脱しましたが、戻していくにはもう少し期間が必要かなと思われます。
ここからは赤血球の破壊、鉄の喪失を減らすことを意識してトレーニングを考えたいと思います。
- 鉄分は内服ではなくサプリメントへ
- 雪が完全に消えたら、アスファルト→不整地へ
- 汗かきなので服装も薄手に
- シューズも脚に優しいもの中心で
- ポイント練習は距離より心肺を追い込む方へ
といった感じへ移行していきたいと思います😊
僕と同じように、スポーツ貧血で悩んでいるランナーさんの参考になれば幸いです。
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