書評 猫ひろしのマラソン最速メソッド

学んだこと

以下のような方向けの記事です。

  • 猫ひろしさんの強さについて知りたい
  • 猫ひろしさんのマラソンに対する取り組み方や考え方を知りたい

皆さんは猫ひろしさんご存知ですよね?

ランナーさんであればおそらくほとんどの方が知っている芸人さんかなと思います😊

彼が初めてサブスリーをしたのは2010年(33歳時)の東京マラソンで記録は2時間55分45秒。

そこから翌年の2011年(34歳時)の東京マラソンで一気に2時間37分49秒まで短縮。

その後、40歳を超えてもフルマラソン2時間30分前後で走られており高いパフォーマンスを維持し続けています。

本書はサブスリー達成からわずか1年で2時間40分を切るところまで記録を更新した頃の猫ひろしさんのマラソンに対する考え方、取り組み方について自ら書かれた一冊です。

2011年に出版された本ではありますが、今回自宅療養中に読み返してみましたので改めて記事にしてみました😊

日々の厳しいトレーニングを通じて、「どれだけ努力できるか」「どんな工夫ができるか」がマラソンでは大事なのだとつくづく感じています

という一節が、著者のマラソンに対する思いが集約されていて、忙しい毎日の中でトレーニングを重ねる僕たち市民ランナーにとっても共感できる内容になっています。

マラソンで今より記録を向上したいと思っているランナーさんであれば、取り組み方、考え方について参考になる点がある一冊だと思いますので本書を手に取ってみると良いかもしれません。

気になった箇所の引用

(引用1)

大事なのは、走る時間を選ばないこと。走れる時に走る。走りたい時に走る、それでいいと思います。

(中略)

コツはただ一つ、細かいことは気にしない!雨が降っても、風が吹いても走ろうと思えばたいていいつでも、どこでも、走れます。

時間や休みが不規則の芸人さんならではの発想、走る時間を非常に臨機応変に考えていることがわかる一節でした😊仕事帰りの帰宅ラン、真夜中での40km走など本当に色々と時間を工夫してトレーニングを積んでいました。

(引用2)

できない理由ややらない理由は、誰でも簡単に頭に浮かんでしまうものです。でも前向きに一歩前進してみる。そうやって僕は、忙しい中でも、深夜に走ったりして時間を捻出しています。

始めは「そんなに走れないよ!」と思っていたけどコーチがあまりにも平然と穏やかなテンションでメールを送ってくるので、「走れないよ」と思う自分の方がおかしいと思うようになったとか・・😅

なんだかんだやってみればできるのも、苦ではなくなり、「できないかも・・・」から「できる!」に考え方を変えることの重要性が書かれています。

(引用3)

マラソンのトレーニングは、長くても20kmくらい走れば十分という意見もありますが、僕は40km走っておいた方がいいと思います。40km走ると足はもちろん内臓もダメージを受けます。そのつらさ、体の変調に、本番前も慣れておく方が大事だと思うからです。

40km走の必要性について述べられていました。猫ひろしさんは40km走を結構頻繁に実践しているようです。

時期によって強度は変えているようですが、目標レースより3ヶ月以上ある時はゆっくりペース、3ヶ月切ってくるとレースペースに近づけていき1ヶ月前までに5〜6回行うようです。

これだけの40kmの本数をこなせば確かに後半しっかり脚がもつわけですね😊

そのほかにもポイント練習のバリエーションや加圧トレーニングのこと、低酸素室でのトレーニング、大会直前の食事についてなど本書では取り上げられています😊

最後に

今回は猫ひろしさんの著書「猫ひろしのマラソン最速メソッド」を自宅療養中改めて読んでみたので記事にしました。

著者が1年で2時間55分→2時間37分まで大幅にタイムを更新した時期の取り組みや考え方について述べられた1冊になっています。

猫ひろしさんはその後も記録を更新され40代中盤となった現在でもこの時以上の高いパフォーマンスを維持しています。

おそらくは現在はこの本を執筆された頃よりも高いレベルでのトレーニングを実戦しているのではと思います。

著者の活躍を応援しつつも僕もまた自分の目標を達成するための取り組みを楽しんでいこうと思える一冊でした😊

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