書評 最高の走り方

学んだこと

以下のような方向けの記事です

  • ランニングフォームについて試行錯誤している
  • 効率的なランニングフォームを身につけるためのヒントが欲しい
  • 自分のランニングフォームについて改めて見直してみたい

自分のランニングフォーム。

皆さんはどこまで自信がありますか?

本書はランニングの真髄は一連の動作から生み出される「一歩の力」が自己記録更新に重要であり、自分にとっての最高を一歩を作るためのメソッドやヒントを与えてくれる一冊です。

ランニングとは非常に単純な動作の繰り返し。

単純動作ではあるけれど、より速く、長く、楽に走るためにどうやって身体を使って脚を繰り出していけば良いのか?

これを追求していくことは非常に奥が深くランニングの面白さの一面でもあります。

フルマラソンは約3~4万歩を踏むと言われています。

「自己ベストの更新は最高の一歩の積み重ね」

著者のこの言葉が非常に印象的であり、改めて自分の一歩を見直そうと思って僕も手に取りました😊

今回は2019年12月に出版された、筑波大学陸上競技部男子駅伝部監督、EVOLUランニングクラブヘッドコーチである弘山 勉氏の著書である最高の走り方を今月改めて読んでみた記事です。

もし自分のランニングフォームについて試行錯誤していたり、効率的なランニングフォームを身につけるためのヒントを探しているのであれば、本書を手にとって自分のランニングフォームを見つめ直すのもよいかもしれません😊

気になった箇所の引用

僕が読んでみて個人的に気になった点を5つ引用させていただきました。

(引用1)

フォアフット、ミッドフット、ヒールストライクは、それぞれの接地時の重心がどこにあるかで自然選択となり、接地時間や滞空時間の長さにも関係してくる。

重心と離れていればヒールストライクになり、接地と乗り込みがほぼ同時になるフォアフットは、重心の真下で接地になります。つまり接地は足先でコントロールするものではなく、動きの中で決まるもの。

ランナーのフォームの意識ランキング上位にランキングする接地について解説し、接地から乗り込み動作の基本について図を使いながら詳しく解説していました。

(引用2)

空中に始まり、空中に終わる。

実は動作のゴールは空中姿勢にある。空中姿勢の形次第で次の動きが決まってしまうため、力の抜けた正しい姿勢を強くイメージしたい。

これまで僕はどちらかというとしっかり地面を押す方を意識していました。

しかし本書では最高の一歩を生み出すには空中動作の姿勢の重要性を解説し、最高のフォームを作るためのエクササイズ&ドリルの実践へと本書は進められていきます😊

(引用3)

スピードそのものは「筋肉」から生まれる。

スピードを底上げしたい長距離ランナーは筋トレで速筋の筋量を上げ、扱いやすいバランスでからだをつくる必要がある。

こちらはまさに僕の思っていることを支持してくれる内容でこれからも筋トレを継続していこうと思える一節でした😊

本書では、ランナー必須の筋力トレーニングの具体的メニューについても記載されています。

(引用4)

痛みや故障が生じるのはほとんどがフォームの問題。

カラダのどこかに痛みがあるのであれば、必ず原因があると言えるので、逆をいえばフォームの課題を明確にするチャンスでもあります。

ランナーの故障例をいくつか紹介し、その故障が生じる典型的な原因(全てではない)について解説しています。

故障を抱えていると気持ちも沈みますが課題を克服するためのチャンスと切り替えて、紹介しているエクササイズやドリル、筋トレの有効に利用してほしいと前述の項に繋げています。

(引用5)

長距離種目では最短距離となる1500mを走破できる平均速度がVO2MAX速度に等しいとされる。つまり1500m走で発揮できる能力はランナーにとっての最大値(ラストスパート時を除いて)であると考えてよい。

1500mの速度をレベルアップできれば、トレーニング次第でフルマラソンの記録も伸ばしやすくなる。

著者は長距離種目の最小単位は1500mであること、そこから鍛錬者であれば「+5秒の法則」で各種目、フルマラソンまでの目指せるタイムの予測が可能であると述べています。

これまで僕は5000mがフルマラソンに必要なスピードの最小単位と考えていました😅

1500mは中距離種目であり乳酸系・無酸素系の要素も割合も加味しなければいけないのかなと思っていたためです。

管理人まあ
管理人まあ

1500mってかなりタフな種目ですよね・・・😅

ちなみに僕は今どのくらいで1500m走れるのかは理解していませんが、800〜1500mを学生時代まで取り組んでいたので過酷さだけは理解しています😅

本書では1500mからマラソンまで、走力レベルアップのためのRUNトレの基本メニューの考え方についても解説しています。

最後に

今回は筑波大学陸上競技部男子駅伝部監督、EVOLUランニングクラブヘッドコーチである弘山 勉氏の著書である最高の走り方を今月改めて読んでみたので記事にしました。

管理人まあ
管理人まあ

ランニングフォームは一歩の精度にこだわろう❗️

ランニングフォームに関して、その一歩にこだわった著者の熱い気持ちが伝わってくる1冊でした😊

自分のランニングフォームを改めて見つめ直したい方は手に取ってみるとよいかもしれません。

今回の記事が参考になれば嬉しいです。

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